- 深津貴之さんは、デザインだけでなく、事業戦略・AI・組織設計まで横断する異色のCSOです。
- noteでは、サービスの見た目ではなく「クリエイターが活動し続けられる仕組み」そのものを設計しています。
- ただし「ビジネス界の米津玄師」は世間一般の公式愛称ではなく、その多才さを表す本記事独自の比喩ですw
はじめに
note株式会社の深津貴之さんといえば、長年「noteのCXO」「THE GUILD代表」「UI・UXの専門家」として知られてきました。
ところが2026年7月、note株式会社のCSO、つまり最高戦略責任者に就任。「デザインのひとだと思っていたら、いつの間にか会社の未来まで設計していたんだが!?」と驚いたひとも多いのではないでしょうか。
作詞、作曲、歌唱、映像、アートワークまで独自の世界観でまとめる米津玄師さんのように、深津さんもデザイン、開発、AI、事業戦略、情報発信を横断しています。
そこで今回は、あえて深津さんを「ビジネス界の米津玄師」と呼びたくなる理由を5つ紹介しますw
【1】デザインだけじゃない!?「サービス全体」を一曲のように設計するw
- 画面の見た目だけでなく、利用者の行動や事業構造まで考える
- UI・UX、プロダクト、経営戦略をひと続きのものとして扱う
- 「デザイナー」の意味を勝手に拡張してしまった感がありますw
一般的にデザイナーと聞くと、色、文字、ボタン、レイアウトなどを整える仕事を想像します。
しかし、深津さんが手がけてきたのは、もっと大きな意味でのデザインです。
公式プロフィールではインタラクションデザイナーとされ、大学では都市情報デザイン、英国ではプロダクトデザインを学び、帰国後はインタラクティブ表現やスマートフォンアプリのUI設計などに取り組んできました。2013年にはTHE GUILDを設立しています。
つまり、単に「きれいな画面をつくるひと」ではありません。
利用者がどこで迷い、何を見て、どのように行動し、最終的にサービスがどう成長するのか。そこまで含めて設計対象にしてしまうわけです。
音楽でいえば、ギターだけ担当するのではなく、メロディー、歌詞、編曲、ジャケット、ミュージックビデオ、ライブ演出まで考えるタイプでしょう。
「そこまでデザイナーが考えるんすか!?」という領域まで踏み込む。この総合演出家感が、早くも米津玄師っぽいのですw
【2】CXOからCSOへ!「体験」から「会社の未来」まで担当範囲が広がるw
- 2017年からnoteのCXOとして参加
- 2026年7月にCSO・最高戦略責任者へ就任
- 役職名が、ようやく実際の仕事に追いついた状態ですw
深津さんは2017年にnoteのCXOとして参加しました。
noteの公式発表によると、その後は現在も使われているグロースモデルの策定、ミッション・ビジョン・バリューづくり、note.comドメインの取得、企業との提携など、多岐にわたる領域に関わってきたとされています。
もうこの時点で、一般的な「最高体験責任者」の範囲を軽く飛び越えています。
さらに、近年はAIを活用した事業体制づくりや中長期の事業戦略にも関与。2026年7月、実際の役割に合わせてCXOからCSOへ肩書きが変更されました。
これは出世というより、「仕事内容が巨大化しすぎたので名札を書き直しました」に近いでしょうw
米津玄師さんも、単なる歌手という肩書きだけでは活動内容を説明しきれません。
同じように、深津さんも「デザイナー」だけでは説明不足になり、「戦略責任者」という言葉が必要になったのです。
【3】生成AIブームの前から会社をAIシフト!? 先読みが早すぎるw
- noteは2022年から経営資源をAI領域へ集中
- 深津さんは、そのAI戦略を主導してきたと発表されている
- 流行してから乗るのではなく、流行前から準備していましたw
生成AIが一般社会で大きな注目を集めたのは、ChatGPT登場後の2023年前後です。
ところがnote株式会社は、生成AIが広く注目される以前の2022年から、経営、人事、予算配分をAI領域へ集中させてきたと説明しています。そして、そのAI戦略を主導してきた人物として名前が挙げられているのが深津さんです。
noteの発表では、直近上半期の売上高が3年前同期比1.9倍、従業員ひとりあたりの売上高が2.3倍、ページビューが前年同期比1.4倍になったとされています。
もちろん、これらを深津さんひとりの成果と断定することはできません。会社全体の取り組みや市場環境、ほかの経営陣や社員の努力もあります。
それでも、ブームが来てから「うちもAIやります!」と叫ぶのではなく、早い段階で会社の資源配分まで変えていた先読み力は注目に値します。
ほかの会社がAIセミナーの日程を決めている間に、noteは組織構造を変えていた説w
ヒットする前から新しい音や表現を研究し、時代が追いついた瞬間に大きな作品を出すアーティストのような動きです。
【4】AI推進だけでは終わらない!クリエイター保護も同時に考えるw
- AIを便利な道具として活用する
- クリエイターの権利や対価還元も重視する
- 「どちらか一方」ではなく、両立する仕組みを考えています
AIに積極的な企業というと、「とにかく大量生産!」「人件費削減!」「全部自動化!」という方向を想像するひともいるでしょう。
しかし、noteは2025年、希望するクリエイターのコンテンツをAI事業者の学習候補として提供し、一定の基準に基づいて対価を還元する実証実験を始めました。
その際、深津さんは、AIの利活用を推進することと、クリエイターを守ることの両方を行うのがnoteの使命だという趣旨のコメントを出しています。
ここが単なるAI推進派とは違うところです。
AIを止めれば技術競争に遅れる。しかし、無制限に利用すれば、作品を生み出すクリエイターが不利益を受ける可能性があります。
この難題に対して、どちらかを敵にするのではなく、「共存できる新しいルールを設計する」方向へ進もうとしているのです。
尖った新技術を取り入れながら、作品をつくるひとの感情や生活も無視しない。このバランス感覚も、作品性と大衆性を両立するクリエイター的な強さでしょう。
【5】デザイン、経営、教育、発信を全部ひとりで横断しているw
- THE GUILD代表としてデザイン領域で活動
- noteのCSO、弁護士ドットコムのCXOなどを兼任
- 大学教育や企業・自治体のAI支援にも関わる
noteの経営チーム紹介によると、深津さんはTHE GUILD代表、note株式会社CSO、弁護士ドットコム株式会社CXOを務め、企業や自治体の戦略AIアドバイザー、武蔵野美術大学客員教授、ZEN大学客員講師としても活動しています。
肩書きを並べるだけで、名刺の文字が小さくなりそうですw
さらに、深津さんはnote上でサービス設計、AI、組織運営、プロンプト設計などに関する考え方も継続的に発信しています。
たとえば、プロンプトエンジニアリングについても、便利な命令文を暗記することより、情報を構造化し、相手と誤解なく意思疎通する能力が重要だという考えを示しています。
技術だけを語るのではなく、「なぜ必要なのか」「仕事や社会がどう変化するのか」まで言語化するのが特徴です。
つくる、考える、経営する、教える、文章にする。
これを全部横断する姿を見れば、「ビジネス界の米津玄師」という呼び方も、完全な冗談だけではない気がしてきますw
質疑応答コーナー

深津さんって、結局はデザイナーなんすか??

原点はインタラクションデザインやUI・UXですが、現在は事業戦略、AI活用、提携、エコシステム設計まで扱っています。デザイナーというより、企業やサービス全体の設計者と考えたほうが近いですね。

「ビジネス界の米津玄師」って、実際にみんなから呼ばれてるんすか??

一般的に定着した愛称だと確認できるわけではありません。この記事では、デザイン、戦略、AI、教育、情報発信を横断する多才さを表現するための比喩として使っています。そこは事実とネタを分けて読みましょう。

深津さんみたいになるには、AIのプロンプトを大量に覚えればいいんすよね??

むしろ逆です。深津さんの発信から学べるのは、特定のプロンプトを暗記するより、目的を整理し、情報を構造化し、相手に正確に伝える力の重要性です。AIだけでなく、人間との仕事にも使える能力ですね。
まとめ
- 深津貴之さんは、デザインからAI、経営戦略まで横断する「総合プロデューサー型」のCSOです。
- 流行を追うだけでなく、次に必要になる仕組みやルールを先回りして設計している点が強みです。
- 「ビジネス界の米津玄師」は比喩ですが、その多才さを知ると妙に納得してしまいますw





































