- 「キモい」を連発する男は、相手を下げているようで、じぶんの不安をさらしています。
- 攻撃の裏には「じぶんが変に見られたくない」という過剰な恐怖があります。
- 結果として、周囲からは「このひと余裕ないな」と見抜かれ、逆にドン引きされます。
はじめに
9000人に奢った男ことプロ奢リヤーさんの「SNSで誰かに向けて『キモい』を連発している男は、じぶんが世間からキモがられることを過度に恐れている」――これはかなり的確だと思います。もちろん全員がそうだとは言いませんが、言葉の強さはしばしば内側の怯えを映します。特に「キモい」という雑な否定を連射するひとほど、じつはじぶんの評価に過敏です。
1. 「先に相手をキモい扱いすれば、おれは安全」と思っている
まず大きいのは、先制攻撃でじぶんを守ろうとする心理です。
SNSで誰かに向けて「キモい」「無理」「生理的にキツい」みたいな言葉を投げる男は、相手を分析しているように見えて、実際はかなり雑です。なぜ雑になるかというと、目的が「相手を正しく見ること」ではなく、じぶんが見られる側に回らないことだからです。
つまり、「あいつキモいよな」と先に言っておけば、じぶんは“審査員側”に立てる気がするんです。これがかなり厄介です。本人の中では優位に立ったつもりでも、周囲から見ると「いや、そこまで言うほどか?」「このひと、必死すぎません?」となります。
本当に余裕があるひとは、わざわざ誰かをキモい認定して騒ぎません。違和感があっても、距離を取るか、黙って流すか、言葉を選びます。ところが連呼マンはそれができません。なぜなら、沈黙するとじぶんの中の不安が膨らむからです。
結果、相手を下げるための言葉が、じぶんの小ささを照らすライトになります。これ、かなり皮肉ですw
2. 「キモがられたくない」が強すぎて、逆に不自然になる
「キモい」と他者を攻撃するひとの中には、じぶんがキモがられることへの恐怖が強すぎるタイプがいます。
たとえば、異性への接し方、趣味、服装、発言、恋愛観、ノリ、コミュニティでの立ち位置。こういうものに対して、ずっと「変に見られたら終わり」と思っていると、じぶん以外の誰かが少しでもズレた行動をした瞬間に、過剰反応します。
「うわ、キモい!」と叫ぶことで、じぶんはそちら側ではないとアピールしたいわけです。ですが、周囲はそこまで単純ではありません。
- 「なんでそんなに反応するんですか?」
- 「そこまで嫌う理由、何かあるんですか?」
- 「むしろ気にしすぎでは?」
こう見られます。
つまり、本人は「おれは普通側です」と叫んでいるつもりなのに、周囲には「普通に見られたい欲が強すぎるひと」として映ります。これが、キモさの自己強調です。
本当に自然なひとは、じぶんの普通さを叫びません。普通に振る舞います。だからこそ、「キモい」を連呼している時点で、もうかなり目立っています。悪い意味で、です。
3. 語彙が少ないから「キモい」に全部詰め込んでしまう
「キモい」は便利な言葉です。便利すぎるから危険です。
本来なら、違和感にはいろいろな種類があります。
- 距離感が近すぎる
- 言い方が攻撃的
- 清潔感に問題がある
- 価値観が合わない
- 場に合わない振る舞いをしている
こう分解できるはずです。
ところが、語彙や観察力が足りないと、全部まとめて「キモい」になります。これでは、相手の問題点を指摘しているようで、実はじぶんの説明力のなさをさらしているだけです。
しかもSNSでは、強い言葉ほど拡散されやすいです。「キモい」と書けば、反応が来る。仲間が乗ってくる。笑いが取れたように感じる。そこで本人は「おれ、刺さること言えてる」と勘違いします。
でも、見ているひとは見ています。
「あ、このひと、何がどう問題なのか言語化できないんだな」と。
これはけっこう致命的です。なぜなら、大人のコミュニケーションでは、ただ嫌悪感を投げるだけでは信用されないからです。嫌いなら嫌いでいいのですが、それをどう扱うかに品性が出ます。
「キモい」しか出てこない男は、強いのではなく、説明をサボっているだけです。サボりが続くと、周囲からは「浅い」「幼い」「関わると面倒」と思われます。これ、かなり損ですw
4. 仲間内のノリで言っているつもりが、外からは普通に怖い
本人は「冗談」「ノリ」「身内のテンション」のつもりかもしれません。
しかしSNSは、身内だけの居酒屋ではありません。外から見える場所です。そこで誰かに向けて「キモい」を連発していると、周囲はこう感じます。
- 「このひと、いつかおれにも言いそう」
- 「気に入らない相手を公開で攻撃するタイプなんだ」
- 「距離を置いたほうがよさそう」
つまり、攻撃対象だけでなく、見ている周囲全体に警戒されます。
これがかなり重要です。SNSでの悪口は、相手にだけ届くのではありません。未来の友達、仕事相手、恋愛対象、同僚、知り合い候補にも届きます。本人は一瞬の快感で言っているだけでも、周囲には「このひとは他者を雑に扱う」という記録として残ります。
しかも「キモい」は、かなり人格否定に近い響きがあります。行動を批判するのではなく、存在そのものを嫌悪するニュアンスが出やすい言葉です。だから受け取る側も、見る側も、かなり重く感じます。
それを連発する男は、ノリが強いのではなく、ブレーキが弱いひとに見えます。
そしてブレーキが弱いひとは、信頼されません。どれだけ面白いことを言っても、どこかで「このひと危ないな」と思われます。周囲がドン引きする理由はここです。
5. 本当は「じぶんの居場所」を守りたくて必死になっている
最後に、いちばん深い裏事情です。
「キモい」を連発する男は、単に性格が悪いだけではなく、じぶんの居場所を守るために必死な場合があります。
グループの中で浮きたくない。弱く見られたくない。ナメられたくない。センスがないと思われたくない。恋愛弱者っぽく見られたくない。陰っぽく見られたくない。
そういう不安が強いと、誰かを「キモい側」に押し出すことで、じぶんは「普通側」「多数派側」「笑う側」に残ろうとします。
でも、これはかなり脆い立ち位置です。なぜなら、誰かを下げないと保てない普通さは、本当の余裕ではないからです。
周囲から見ると、「あのひと、誰かを下げていないと安心できないんだな」と見えます。そしてその瞬間、本人が一生懸命守っていたはずの“まとも感”が崩れます。
逆に、じぶんに余裕があるひとは、他者の変さやズレを見ても、すぐに攻撃へ変換しません。「そういうひともいますね」「おれとは合わないですね」で終われます。この距離感こそ大人です。
だから、9000人に奢った男の見立てにはかなり同意します。たくさんのひとを見てきたからこそ、「他者への雑な嫌悪」と「じぶんへの過剰な不安」がつながって見えたのだと思います。
「キモい」を連発するほど、じぶんのキモさが際立つ。これは言いすぎに見えて、実はかなり現実的です。攻撃しているつもりが、じぶんの弱点をセルフ開示している。まさにSNSあるあるですw
質疑応答コーナー

でも、普通にキモいもんはキモいって言いたくなりません??

言いたくなる感情じたいは自然です。ただ、それを公開の場で何度も連発するかどうかは別問題です。違和感を持つことと、相手を雑に叩くことは違います。そこを分けられるかどうかで、大人っぽさが出ます。

じゃあ「キモい」って言う男は全員ダメなんすか??

全員ダメとは言いません。問題は頻度と文脈です。一度ぽろっと言うのと、誰かに向けて執拗に連発するのでは印象がまったく違います。連発するほど、相手よりも本人の余裕のなさが目立ちます。

たしかに、見てる側も「うわ、このひと怖い」ってなりますね

そうです。SNSでは、攻撃対象だけでなく周囲全員が見ています。だから「おれは正しい側」と思って言っていても、見ている側からは「このひとは距離を置いたほうがよさそう」と判断されます。そこがいちばん怖いところです。
まとめ
- 「キモい」連呼は、相手への攻撃に見えて、じぶんの不安の露出です。
- じぶんがキモがられる恐怖が強いほど、他者を先にキモい扱いしがちです。
- でも周囲は見抜きます。結果、いちばんドン引きされるのは連呼している本人ですwww


































