- 山口一郎さんは、最終日の深夜25時45分からRED MARQUEEでDJセットを披露しました。
- 2026年はロック一辺倒ではなく、ダンス、ヒップホップ、ジャズ、電子音楽まで入り乱れる構成でした。
- 豪華出演者の裏側では、雨、深夜移動、出演キャンセルなど、フェスならではの厳しい現実もありました。
はじめに
サカナクションの山口一郎さんが、フジロックフェスティバル2026への出演後に「久しぶりのDJでした」と投稿して話題になりました。
FUJIROCK2026。
久しぶりのDJでした。
感謝🙏 pic.twitter.com/HUIJQBR9hq— 山口 一郎 (@SAKANAICHIRO) July 26, 2026
さらっとした一言ですが、実際の出演時間を見ると驚きです。
山口さんのDJセットは7月26日、RED MARQUEEで25時45分から27時まで。つまり日付上は7月27日の午前1時45分から午前3時まで演奏していたことになります。公式タイムテーブルでも、最終日の超深夜枠として掲載されていました。
「久しぶりのDJでした」で済ませていますが、見る側からすれば「朝3時まで踊らせておいて報告があっさりしすぎww」という話です。
そこで今回は、山口一郎さんのDJ出演を入り口に、フジロック2026がどのようなフェスだったのか、表からは見えにくい意外な話題5選を紹介します。
【1】山口一郎の出番は「最終日の最後」ではなかった!? 朝まで続くフジロックww
山口一郎さんの出演時間は、最終日の25時45分から27時でした。
一般的な音楽フェスなら、ヘッドライナーが終了した時点で「はい、今年も終わりです」となりそうです。しかし、フジロックではそこからがもう一つの本番です。
2026年の最終日には、GREEN STAGEでMASSIVE ATTACKがヘッドライナーを務め、その後も24時からクロージングアクト、さらにRED MARQUEEやTHE PALACE OF WONDERなどでは深夜公演が続きました。GREEN STAGEのクロージングアクトも24時から予定されており、フジロックが通常の終電型フェスとは異なることが分かります。
- 昼間は巨大ステージで有名アーティストを見る
- 夜は照明と重低音に包まれる
- 深夜はDJや小規模ステージを巡回する
- 最後まで残ると朝方になる
つまり、山口さんの「久しぶりのDJでした」という投稿の裏には、最終日で疲れ切った観客を午前3時まで踊らせる、なかなか過酷な状況があったわけです。
苗場で3日間歩き回ったあと、深夜25時45分から山口一郎さんを見る体力が残っているひとは、もはや観客というより登山部ですww
しかも、DJセットはバンドライブと違って、決まった代表曲を待つだけではありません。選曲、つなぎ、低音の出し方、フロアの温度を読みながら流れを作ります。
「サカナクションの有名曲だけ知っています」というひとには少し玄人向けですが、そこまで残った観客にとっては、特別感の強い締めくくりだったと考えられます。
【2】「サカナクションとして出演」ではないのが逆に重要だった!?
今回の出演名義は、サカナクションではなくICHIRO YAMAGUCHI(sakanaction)でした。
ここが重要です。
山口一郎さんはロックバンドのボーカリストとして知られていますが、サカナクション自体が以前からバンドサウンドとクラブミュージックを横断してきました。フジロックの公式プロフィールでも、フォーキーなメロディーを軸にしつつ、バンド形式からクラブミュージック的なアプローチまで行き来する存在として紹介されています。
そのため、山口さんのDJ出演は「有名ボーカリストに余興を頼みました」というものではありません。
むしろ、サカナクションの音楽を作っている背景や、山口さんがどのようなリズム、音色、空気感に反応しているのかを、直接見られる機会です。
- バンドでは演奏できる曲に一定の制約があります。
- DJでは他のアーティストの曲も含めて世界観を構成できます。
- 歌声ではなく、選曲と流れそのものが表現になります。
- 山口一郎という音楽家の「材料」が見えやすくなります。
2018年にも山口さんはフジロックのRED MARQUEEでDJを行っており、当時の現地レポートでは、テクノを中心とした選曲や、低音を積み上げていくプレイが紹介されていました。
2026年の詳細なセットリストは、確認できる公式資料では公表されていません。
したがって「サカナクションの曲を何曲流した」「この曲で大合唱になった」などと断定することはできません。しかし、過去のDJ活動や今回の深夜枠を考えると、単なるヒット曲大会ではなく、踊るための流れを重視した可能性が高いです。
「怪獣を流してくれると思って午前3時まで待ってました!」という観客がいたら、それは少し覚悟が足りませんww
【3】今年の主役はロックだけじゃない!ジャンル分けが崩壊していたww
2026年のヘッドライナーは、初日がThe xx、2日目がKHRUANGBIN、最終日がMASSIVE ATTACKでした。
初日のThe xxは2010年の初出演からステージを拡大し、4度目の出演でついにヘッドライナーへ到達しました。MASSIVE ATTACKは2010年以来、16年ぶりのフジロック出演です。
ただし、この3組を「ロックバンド3組」とひとまとめにすると、今年の特徴を見失います。
The xxにはミニマルなバンドサウンドとダンスミュージックの感覚があり、KHRUANGBINはサイケデリック、ファンク、ワールドミュージック的な要素を横断します。MASSIVE ATTACKはトリップホップを代表する存在です。
さらに2日目には、フジロック初出演となった藤井風さん、XG、BADBADNOTGOOD、BASEMENT JAXXなどが並びました。公式発表の時点から、電子音楽、ジャズ、ポップ、ヒップホップ、ロックが混ざる構成になっていました。
- パンクを見たいひとはHi-STANDARDやTURNSTILEへ向かいます。
- ポップを見たいひとは藤井風さんやXGへ向かいます。
- 深夜に踊りたいひとは山口一郎さんや石野卓球さんへ向かいます。
- 静かに没入したいひとはThe xxやMASSIVE ATTACKへ向かいます。
つまり2026年のフジロックは、「ロックフェスなのにロック以外が多い」というより、何をロックと呼ぶのかをあまり気にしていないフェスでした。
山口さんがバンドではなくDJで出演したことも、このジャンル横断型の構成には自然に収まります。
出演者一覧だけ見ると「統一感がなくない?」となりますが、現地では巨大ステージから森の小さなステージ、深夜のテントまで場所ごとに空気が変わります。
全部を見るのは不可能です。
タイムテーブルを完璧に組んだつもりでも、移動中に知らない音が聞こえてきて予定が崩壊します。これがフジロックのたのしい部分であり、予定表を作った時間がほぼ無駄になる瞬間でもありますww
【4】豪華ラインナップの陰で出演キャンセルが続出していた!?
今年は豪華出演者が話題になった一方で、予定されていた複数のアーティストが出演をキャンセルしました。
公式ラインナップでは、TINARIWEN、GOGO PENGUIN、JAPANESE BREAKFAST、SORRYなどの出演キャンセルが案内されています。
海外アーティストが多数参加する大型フェスでは、移動、機材、体調、スケジュールなど、さまざまな事情で直前変更が起こります。
楽しみにしていた1組だけを目的に高い交通費や宿泊費を払った観客にとって、出演キャンセルは笑えません。
- 見たい出演者は1組だけに絞らないほうが安全です。
- 公式アプリやタイムテーブルの更新確認が必要です。
- 空いた時間に見る候補を事前に決めておくと安心です。
- 知らないアーティストを見る余裕が結果的に満足度を上げます。
フェスの宣伝画像では、完成されたラインナップが美しく並びます。
しかし実際には、出演者、運営、交通、天候、観客の体力という不安定な要素が組み合わさっています。
「絶対にこの予定どおり動く!」と決めた瞬間から負けが始まります。
山口さんの午前1時45分出演も、元気な状態なら最高ですが、それ以前に雨の中を歩き回っていたら「ホテルの布団が今年のヘッドライナーです」となっても不思議ではありませんww
【5】最終日は雨!MASSIVE ATTACKの重低音と悪天候が融合してしまうww
最終日の苗場では、雨が降ったり止んだりする不安定な天候となりました。
AIアーティストのsusumu.さんも写真を共有したMASSIVE ATTACKの現地レポートでは、暗くなり気温が下がったGREEN STAGE前を多くの観客が埋め、雨が断続的に降る状況が記録されています。巨大スクリーンには社会問題や監視社会への警告などが映され、重低音と映像を組み合わせたステージになりました。
MASSIVE ATTACKは16年ぶりの出演でしたが、懐かしい曲を並べるだけの再会ライブではありませんでした。
現在の戦争、フェイクニュース、AI監視社会などを扱った映像を提示し、フェスの浮かれた空気に急ブレーキをかけるような内容でした。
そして、その重いステージを見たあとに深夜エリアへ移動し、山口一郎さんのDJを見る流れです。
- 雨に打たれながら社会問題を突き付けられます。
- 終了後は泥や混雑の中を移動します。
- 午前1時45分から再び重低音を浴びます。
- 午前3時に「今年のフジロックが終わった」と実感します。
これ、文章だけ読むと修行ですww
しかしフジロックでは、天候の変化も含めてステージの記憶になります。雨音、霧、山の冷気、照明、低音が混ざるため、同じ出演者を都市型会場で見る場合とは印象が変わります。
一方で、「雨も演出です!」などと美化しすぎるのも危険です。
服が濡れれば体温は下がります。靴の中も濡れます。スマートフォンの電池も減ります。深夜まで残るなら防寒着や雨具が必要です。
「自然と音楽の融合」と言えば美しいですが、準備不足のひとにとっては「自然から一方的に攻撃されながら音楽を聴くイベント」になりますww
質疑応答コーナー

山口一郎さんなら、サカナクションの人気曲をたくさん流したんすか??

2026年の詳しいセットリストは、確認できる公式資料では公表されていません。そのため、特定の曲を流したとは断定できません。DJセットでは有名曲を並べるより、テンポや音の質感をつないでフロア全体の流れを作る場合も多いです。

25時45分開始って、表記ミスじゃなくて本当に午前1時45分なんすよね??

本当に午前1時45分です。公式ページでは25時45分から27時、RED MARQUEEと掲載されています。つまり午前3時までの75分間です。最終日のヘッドライナー終了後も、深夜エリアでは公演が続いていました。

今年は山口さん目当てじゃなくても、かなり当たり年だったんすか??

The xx、KHRUANGBIN、MASSIVE ATTACKというヘッドライナーに加え、Hi-STANDARD、藤井風さん、XG、平沢進+会人など、方向性の異なる出演者が集まりました。好みは分かれますが、特定ジャンルに偏らず音楽を探したいひとには、非常に選択肢の多い年だったといえます。
まとめ
- 山口一郎さんは「久しぶりのDJでした」と報告しましたが、実際は午前1時45分から3時までの超深夜公演でした。
- 2026年はThe xx、KHRUANGBIN、MASSIVE ATTACKを中心に、ロックとダンスミュージックの境界が消えた年でした。
- 雨や出演キャンセルもありましたが、予定どおりにいかないことまで含めてフジロックらしい3日間でしたww





































